waters and woods

アクアリウム4
アクアソイル90cm水槽(簡易軟水器)

アクアソイルは簡単に軟水を作ってくれます。以前から魚の入っていないアクアソイル水槽は簡易軟水器として充分使えそうだと考えておりました。アクアリウム4は設置後3年ほど魚が入っていましたが大掃除をした後、放置しておいたところ驚くほどの軟水が出来ておりました。水質測定値は導電率が57μS/cm、総硬度が約0.5゚dGHでした。これは私が純水器を用いて調整している原水とあまり変わりません。この水を今後45cm繁殖用水槽などの原水として使用してみます。アピストグラマ飼育では大量に水が必要なわけではありません。この様なアクアリウムが1つあれば、一般的な水槽本数(数本〜十数本)の原水はおそらく賄えると思います。

(用いた物)
90X45X45cm水槽

外部式フィルター(エーハイム)
魚が入っていませんのでこの際フィルターは何でもいいです。

アクアソイル(アマゾニア)
9リットル3袋

ガラス蓋
隙間もなるべく塞いであります。

gHテスト(セラ)
総硬度はとても簡単な水質測定です。
飼育水測定値(0日目は2005年9月8日)
日付 pH 導電率
(μS/cm)
総硬度
(゚dGH)
備考
9/8 --- 175 4.25 水槽設置。水草も植えました。
9/9 6.58 166 2.75 pHが結構下がっています。1日通気した水道水のpHは8くらいです。
9/10 6.44 170 2 ---
9/11
(3日目)
6.33 185 2 ---
9/13 5.70 200 1.75 ---
9/15
(1週間)
5.02 213 1.75 pHがかなり下がっています。
9/22
(2週間)
4.56 240 2.5 全換水を行いました。
9/22 6.88 175 3.75 換水後の測定値です。
9/23 6.53 144 2.5 ---
9/25 6.33 127 1.75 換水から3日。魚を少し入れました。
9/29 5.77 119 1.25 換水から1週間。魚を増やしました。
10/6
(1ヶ月)
5.45 117 1.25 水槽設置から1ヶ月。換水から2週間。
10/24 5.89 104 1.25 80%換水しました。
10/24 6.91 152 --- 換水後の測定値です。
10/30
(2ヶ月)
6.55 82 1 換水から1週間。pHの下がり方は鈍くなりましたが導電率や総硬度が今までになく下がるようになっています。
12/10
(3ヶ月)
6.00 79 0.75 80%換水しました。
12/10 6.86 146 --- 換水後の測定値です。
2006年 --- --- --- ---
1/14
(4ヶ月)
6.16 82 0.75 換水から1ヶ月。
5/5 5.22 138 1.5 換水を行いました。
5/5 6.62 167 --- 換水後の測定値です。
5/6 6.63 106 --- ---
5/13
(8ヶ月)
5.84 83 --- 換水から1週間。
12/21
(約1年)
4.98 256 --- 全換水を行いました。
12/21 6.6 178 --- 換水後の測定値です。
12/24 6.6 136 --- 換水から3日。
2007年 --- --- --- ---
5/20 5.73 98 --- 30%換水しました。
5/20 6.61 121 --- 換水後の測定値です。
5/23 6.44 91 --- 換水から3日。
2008年 --- --- --- ---
2/19 5.06 246 --- 80%換水しました。
2/19 6.53 184 --- 換水後の測定値です。
2/23 6.40 126 --- ---
3/14 5.37 148 --- ---
9/3
(3年目)
--- --- --- 砂利クリーナーを用いて徹底的に大掃除しました。
これまで沢山の魚が入っておりました。
9/3 6.79 173 --- 換水後の測定値です。水はほとんど全て入れ替わっています。この先、魚は入れておりません。水草は画像のような感じで植えています。
9/4 7.17 92 --- ---
9/6 7.18 69 --- 換水から3日。
9/9 --- 71 --- 換水から1週間。3日〜1週間で導電率は安定するようです。pHはもうあまり下がりません。
9/9 --- 167 --- 濁りが出ているため全換水しました。測定値は換水後です。
9/10 6.84 93 --- ---
2009年 --- --- --- ---
2/2 7.00 57 0.5 アクアソイル水槽でこれまで見たこともないような導電率と総硬度が測定されました。ここまで下がるのは水草などの影響もあるのかもしれません。今回アクアリウム6のために水を採りました。減った分を水道水で補充しました。
4/12 7.24 54 0.5 ---
測定値には誤差があります。だいたいこのくらいといった感じです。

アクアリウム4の現在の状況はpHはあまり下がらないもののかなりの軟水となっています。今後は繁殖水槽などに採った分の水を補いながら維持していく予定です。

(簡易軟水器について)
簡易軟水器の性能ですが、導電率が100μS/cm程度、総硬度が1゚dGH程度の水が出来れば充分だと思います。pHは中性くらいでいいので、アクアリウム4のようにしばらく使用してpHのあまり下がらなくなったアクアソイル水槽をそのまま流用していいと思います。90cm水槽ならたっぷり水が使えますが、60cmレギュラー水槽(アクアソイル9リットル1袋使用)でも45cm飼育・繁殖水槽10本分くらいの原水は賄えるような気がします。飼育水槽に水を採った後は水道水で補充しておけば1週間くらいで、また同じような軟水が使えると思います。上表もご参照下さい。換水から1週間くらいで導電率が下げ止まって安定してくる場面が何度かあります。水草以外の生物はなるべく入れない方がいいです。肥料(特に液肥)もあまり使わない方がいいと思います。肝心の飼育水槽がコケだらけになりそうな気がします。水草だけでは物足りなく何か魚を泳がせたい気持ちにもなります。エサを与えなくて済めば、ごく小さい魚やエビが2〜3匹入っていても大丈夫だと思います。むしろバランスの取れた良い水が出来るかもしれません。簡易軟水器の水質チェックには総硬度の測定が簡単で便利です。

(総硬度の測定について)セラgHテスト使用
セラgHテストでは試験管にサンプル(飼育水など)を5ml入れて測定します。試薬を1滴ずつ落とし、水の色が赤から茶、緑になるまで続けます。緑になるまで加えた試薬の滴数がその水の総硬度(゚dGH)となります。アクアソイル水槽では飼育水が1゚dGHを下回る、かなりの軟水となることがしばしばあります。アピストグラマ用に調整した水の測定においては試薬1滴が1゚dGHでは大雑把すぎます。今回、アクアリウム4の総硬度を測定するに当たってはサンプルを20ml試験管に入れて、1滴を0.25゚dGHにして測定しました。

0滴 1滴 2滴 3滴

実はサンプルを20mlにすると相当に色の変化が分かりにくくなります。たぶん1滴目が赤から茶に相当する色だと思います。3滴目では完全に緑色ですが、おそらくは2滴目で緑に変化していると思います。肉眼で見た方がいくらか分かりやすいと思います。今回のアクアリウム4の総硬度は約0.5゚dGHと考えていいと思います。


(水質の測定について)
ここではpHや導電率の測定値を紹介しておりますが、アピストグラマを飼育する際に水質の測定が必要なわけではありません。特に自然由来の物(アクアソイルやピートモス、ブラックピート、落ち葉など)で飼育水を調整する場合は、測定してもしなくてもいいと思います。自然由来の物なら少々やり過ぎたとしても魚が死ぬようなことは滅多にありません。勘で調整してもたぶん大丈夫です。本当にやり過ぎると徐々に弱ってきますが、瞬間的にどうにかなってしまうことはありません。ただ、水質を測定すると新しい発見があることもありますので、たまには測定してみるのも面白いと思います。pH降下剤や純水器(ROなど)を使って飼育水を調整する場合は水質測定の必要があります。

総硬度による水質の分類
0〜10゚dGH  ;軟水
10〜20゚dGH ;中硬度
20〜゚dGH   ;硬水
当方の水道水;4.25゚dGH(176μS/cm)で、軟水です。

使用測定器
pHメーター;カスタニーACT pHメーター D-21、導電率メーター;カスタニーACT 導電率メーター ES-12(いずれも堀場製作所)

水質測定試薬
セラgHテスト

戻る